2005年に世界遺産に指定された知床。見所、景勝地はたくさんあるのですが、今回は「海から見る知床」を紹介したいと思います。
夏場の観光シーズンは斜里町ウトロにあるウトロ港から観光船やクルーザーが出ています。そのなかで最も大きいのが知床観光船おーろら号。
オーロラ号の航路は二種類あって、知床半島の真ん中ぐらいいあるカムイワッカの滝まで行く「カムイワッカの滝航路」(所要1時間30分・1日4~5便)と、半島の先端まで行く「秘境知床岬航路」(所要3時間45分・1日1~2便)です。
料金は、カムイワッカの滝航路が3,100円、秘境知床岬航路が6,500円。小学生は半額、幼児は無料です。(2019年現在)
知床の自然風景は、とにかくダイナミックで、北海道の他の観光地と一線を画するものがあります。陸路での風景も素晴らしいのですが、海から見た風景はまた別の味わいがありますので、この観光船はオススメです。
写真ではその魅力を十分お伝えすることはできませんが、参考にはなると思うので私が2009年に乗船したときの写真を紹介しますね。
冒頭の写真は、カムイワッカの滝航路の折り返し地点にある「カムイワッカの滝」です。陸路で行くと「カムイワッカ湯の滝」というのがあり、その名の通り温泉が滝のように流れているところがあります。ちょっと上流まで登って滝壺を浸かったりして楽しめる場所なのですが、この写真のカムイワッカの滝は、その下流になります。
その滝の部分をズームした写真が以下になります。
次の写真は「乙女の涙」という滝の写真です。「これが滝?」と思うかもしれませんが、よく見ると崖の一部が濡れているのがわかると思います。
正式名称は「プレペの滝」という滝なのですが、上流に川があるわけではなく、崖の斜面から水が染み出るように出てくる珍しい滝で、その水量の少なさから「乙女の涙」と呼ばれています。
風が強い日は、風に煽られた滝の水がキラキラと輝きながら舞っていくというとても幻想的な眺めを見ることが出来ます。
陸路でも、この滝を上から眺めることができるのですが、クルマで近づくことはできません。知床自然センターでクルマを停めて、20分ぐらい遊歩道を歩くとこの滝の上の崖淵に出ます。とても眺めがよくオススメの観光スポットですが、崖が危ないので、小さなお子さんをお連れの方は注意が必要です。(一応、柵はあります)
【詳細はこちら(知床自然センターサイト)】
次はプユニ岬の写真です。国道334線をウトロ市街から知床峠方面に少し走ると「プユニ岬展望台」というとても眺めがよい展望台があるのですが、その岬を海から見た写真がこれになります。
その他の写真も何点か紹介しますね。
これは観光用のクルーザーですね。崖下のすごいところに居ますよね。私も乗ったことがあるのですが、小さくて小回りが効くのですごいところを航行します。少し怖いですが、大迫力なので、若い方にはこっちの方がオススメかもしれません。
おーろら号に乗ると、船の後ろをこのようにカモメがたくさん着いてきます。たしか船内でエサが売っていたような気がします。これも観光船のひとつの楽しみですね。
以上です。
こんな海と大自然とふれあう休日、いかがでしょうか?
運航ダイヤや価格は変更になることもあるので、必ず公式サイトで確認してから訪れてくださいね。