今回は交通機関のお話。
JR北海道の値上げにより、ますます需要が高くなると思われる都市間バス。そんな中で北海道バス(株)が、帯広-札幌間の都市間バスに新規参入することを発表しました。その都市間バスの名前は「帯広特急ニュースター号」。帯広-札幌間を最短3時間20分で結び、1日5往復走らせるそうです。運行開始は2019年10月29日です。
現状、帯広-札幌間はJRの特急とかちと特急おおぞらで1日11往復もあるのですが、さらに都市間バスのポテトライナーが1日10便も運行しています。そんな激戦区に北海道バスが1日5往復も走らせて、「そんなに乗る人がいるの?」と思ってしまうのですが、冒頭でもお話ししたとおり、JR北海道が2019年10月から大きく値上げしたこともあり、勝算はあるんでしょうね。
既存の路線であるポテトライナーは、帯広駅が始発でその西側にしか停留所がないのですが、ニュースター号は南の方である稲田町の北海道バス帯広営業所が始発で、イトーヨーカドー帯広店前、イオン帯広店前と、南の方の停留所を充実させています(もちろん帯広駅前にも停まります)。そういうところで差別化を図ろうとしているみたいですね。
北海道バスのニュースター号と言えばすでに函館や釧路で走っていて、他のバス会社よりも安いことで定評があります。今回参入する帯広特急ニュースター号も既存の路線よりも数百円安いのですが、さらに2019年10月29日から11月30日までは「キャンペーン料金」ということでさらに安いみたいですね。なんと札幌から帯広まで片道3,000円だそうです(通常は3,600円)。JRの特急が指定席料金込みで7,790円することを考えると破格の安さですね。無駄に乗ってみたくなりました(笑)
その他、
・全車3列シート
・ゆったりとしたリクライニングシート
・全席コンセント付き
・全車プラズマクラスターイオン発生機を搭載
などの特徴があるみたいです。公式サイトに車内の画像がありますが、前後左右のシートとも距離があって本当にゆったりとした感じなので、快適かもしれません。
そんなニュースター号、私も出張で帯広に行く機会があったら利用してみたいと思います。